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更新日:2018/10/16

<個人サイト向け>ワードプレスでの503エラーを無くす方法まとめ

503エラーに悩むようになったら順調な証拠だろう。
ホームページビルダーで作っていた頃は、
ジオシティーズでもダウンしなかったのに、ワードプレスは…

いろいろと勘違いしている人も多そうなので、
原因と対策を簡単に書いていく。

そもそも503エラーとは

サーバーの負荷が限界、または制限になった時に出るエラー

レンタルサーバーの場合は限界ではなく「制限」であることが多いです。
有名な「さくらのレンタルサーバー」は制限がきつく、すぐ503エラーになる。
CPUやメモリの制限に加え、接続数での制限もあります。

このあたりは高いレンサバほど制限が緩くなる(はず)。
1台丸ごと貸し切りのマネージドサーバーなら、ほぼ503エラーはおきません。
ここで起きるのは、本当にサーバーが限界になった時です(制限は無い)。

ワードプレスで503エラーを減らす方法

次の3つの方法がメインとなります。

それぞれ説明します。

1、キャッシュする

キャッシュのプラグインを使うだけです(WP Super Cache等)。
安いレンサバで運営する場合、キャッシュプラグインは必須です。
これをしないのに「503エラーが…」と言うのは馬鹿と思っていい。

データベース・PHPの利用を最小限にすることで、
静的サイト同様の軽さを実現できます。
これだけでほぼ503エラーは解消できます。

「危険!」と書いてあるサイトもよく見ますが、そんなことはない。
絶対に使うべし。

なお、GoogleのAMPもほぼページキャッシュなので、これでも良い。
今どきはスマホからのアクセスがほとんどなので、
AMP化すればほぼ安物レンサバでも503エラーとは無縁になります。
サーバーもGoogleなので安心。

2、画像を最小限のサイズにする

転送量が多くなると制限がかかってしまう。
これだけはキャッシュをしても防げません。
1記事のサイズが10MBの場合、ちょっとしたアクセス集中で終わります。

ワードプレスの場合、大サイズ(1024px)を上限に記事に貼り、
決してそれ以上の大きさの画像をフルサイズで貼らないように。
数多く貼るのであれば、サムネサイズにするのが無難。

また、荒くても良い画像であれば、圧縮率を高くします。
アクセス集中が予想される場合、高圧縮で準備万端にしておきたい。

アクセス集中の場合、基本的にはキャッシュは効いていないので、
全てダウンロードされること前提で対策を考えます。

3、良いサーバーを借りる

制限が緩いサーバーを借りるのが一番です。
「さくら」は経験上503エラーが頻出するので選ぶべきではない。
「エックスサーバー」はほぼ起こらず、おすすめできます。
アクセラレータ機能もあるので、これを使えば転送量対策にもなる。

個人的には、レンサバはエックスサーバー1本で良いと思います。
これ以上を求めるならVPSでの複数構成です。
メモリ2GのVPS4台で分散させたら、503エラーはほぼ問題はなくなる。

いくらでも台数を増やせるので、ほぼ100%の対策ができます。

キャッシュしたくない場合

さて、ここからが本番です。
自分がそうでした。キャッシュせず503エラーを無くす。

この場合の対策は次の3つ。

それぞれ説明します。

1、プラグインを最小限にする

必須となるプラグインは次の3つ。

自分はこの3つあれば十分です。
タイトルタグ、カノニカル、noindexなどは手動で設定。
これらの記事を参考にしてみてください。

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ワードプレスの場合、最も負荷がかかるのがメモリだと思います。
VPSでサーバー管理していますが、CPUは余裕です。
だからこそ、メモリをよく使うプラグインは減らしたい。

どのくらい負荷がかかっているのか?を確認するには、
Query Monitor」などのプラグインを使います。
当サイトの場合、記事ページのメモリ利用率は約7MB。
記事が増えて凝ったサイトでも12MB程度になります。

PHPができるなら、プラグインを使うことはほとんどない。
本格的な503エラー対策はPHPを覚えることから始まる。

2、データベースへのクエリー発行を最小限にする

ワードプレスが重たくなる原因は、データベースへのアクセスです。
記事を表示する=データベースへのクエリー発行。
記事一覧表示、ランダム表示などをすると、どんどん増えてしまう。

ここはやり方は様々ありますが、
記事一覧取得だけでもキャッシュするのが一番良いと思います。
こちらの記事を参考にしてみてください。

関連記事
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当サイトもこれをやっています。

3、サーバーを分散させる

サーバーを分散させることで、いくらでも負荷に耐えられます。
本格的にやるなら、次のように分散します。

これらを数台ずつ分散させれば、個人サイト程度では無敵になります。
画像の分散は転送量対策になるので、地味に効果が高い。
画像が多いサイトはやるべきだろう。

ただし、これをやるには当然ながらレンサバでは難しい。
VPSや専用サーバーでやらないといけません。
よほど好きじゃないとできない。

自分の場合は1・2を各2台の4台分散。
キャッシュ無し、プラグイン使いまくりでも、難なく処理できる。
サーバー代も月に1万円程度なので、コスパが良いです。

まとめ

とにかく、キャッシュです。

ワードプレスはキャッシュすること前提だと思っていい。
馬鹿みたいにページを華やかにしたら、クエリー発行150とかになる。

ECサイトなどはキャッシュ無しが基本だと思いますが、
個人サイトはキャッシュをしてもデメリットはほぼ無い。
キャッシュをしても503エラーになるようであれば、もう大繁盛。
お金も十分にあるはずなので、ケチらず良いサーバーを借りよう。

是非ご感想・ご指摘等をください。

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